
うがいの水を吐き出せない、声をかけても動作が伝わりにくいときは、無理にうがいをさせず、その方の状態に合う方法で口の中を清掃することが大切です。歯や粘膜の汚れを取り除く方法、乾燥への対応、専門職に相談したい場面を整理します。
水や食べ物でむせる、飲み込みに不安がある場合は、ケアの方法を医師・歯科医師・歯科衛生士・看護師などに確認してください。この記事だけで嚥下機能や機器の使用適否を判断することはできません。
「うがいができない」のは、どの動作ですか?
口の中をゆすぐ「ブクブクうがい」と、喉の「ガラガラうがい」は異なります。口腔ケアでは、口に水を含む、口の中で動かす、吐き出すという動作のどこが難しいかを確認します。
声かけの理解、唇や頬の動き、飲み込みなど、確認したい点は複数あります。「うがいができない」ことと「飲食時にむせる」ことを同じ意味で扱わず、普段の様子を担当の専門職に伝えましょう。
うがいに頼らない口腔ケアの考え方
歯の清掃、粘膜の清拭、保湿は目的が異なります。全員に同じ用品や順番を当てはめず、現在受けている指導と用品の説明に沿って行います。口の中に汚れや水分を残さないことにも配慮が必要です。
歯に付いた汚れと、粘膜の汚れを分けて考える
歯の清掃に使う歯ブラシと、頬の内側などを拭う口腔ケア用シートやスポンジは、用途に合わせて選びます。シートやスポンジだけで歯の汚れをすべて落とせるとは限りません。取りにくい汚れがある場合は、歯科で方法を確認してください。
水分量と、取り除いた汚れの回収に気を配る
うがいが難しい方には、無理に水を口に含ませないでください。湿らせた用品を使う場合も、水分量と汚れの回収に注意が必要です。適した姿勢や吸引の必要性は状態によって異なるため、担当の医療・歯科の専門職に確認します。
保湿剤と歯磨剤の役割を区別する
保湿と清掃は同じではありません。「ジェル状」「泡立たない」というだけで、うがいや拭き取りが不要とは判断できません。使用量や使用後の処理は、各用品の説明と専門職の指導に従ってください。
痛がる・汚れが残るときは、ケアの方法を相談する
痛みや出血がある、ケアを強く嫌がる、汚れが取りにくいときは、力を加えて続けず歯科等へ相談してください。水洗いへ切り替えれば解決すると考えず、口の状態や用品、介助方法を一緒に見直しましょう。
飲み込みが気になる場合の相談と、製品の設置方法についての問い合わせは、確認する相手や内容が異なります。身体の状態に関わることは、医療・歯科の担当者に確認してください。
口腔洗浄器を検討する場合は、先に使用条件を確認
オーラバブルは、専用マウスピースを使う口腔洗浄器です。うがいが難しいという理由だけで、使えるとは判断できません。
食べ物・飲み物でむせる方、鼻呼吸ができない方は使用しないでください
オーラバブルの取扱説明書(第1.0版)の「安全上のご注意」では、食べ物や飲み物でむせる方、鼻呼吸ができない方は使用しないとされています。飲食時にむせる方へ、本製品を代わりのケア方法として勧めることはできません。医療・歯科の担当者に、別の口腔ケア方法を相談してください。
同じ注意事項には、40℃を超える温水を使わないこと、マウスピースを共用しないこと、改造・修理・分解をしないことも挙げられています。これらに当てはまらなければ使用できると保証するものではありません。
一人で操作できない方には介助が必要です
自分でマウスピースをくわえられない、または本体を持てないなど、自分で操作できない方を単独で使用させないでください。また、歯周病が疑われる方や、歯・口腔内に気になる症状がある方は、歯科医に相談のうえで使用するよう説明書に記載されています。この相談の案内は、飲食時にむせる方や鼻呼吸ができない方の使用禁止を解除するものではありません。
使用する前に取扱説明書全体を読み、組み立て、給水・排水ホースの接続、マウスピースの取り付け、使用後のお手入れも確認してください。姿勢を含む個別の介助方法は、担当の医療・歯科の専門職やメーカーに確認してください。
シャワー設置・ポータブル・洗面台設置では、設置方法や給水・電源等の条件が異なります。製品の種類と設置方法をご確認ください。個別の使用適否は、正式な使用上の注意と医療・歯科の担当者への相談を踏まえて確認してください。
毎日の口腔ケアに向き合う方へ。
開発者の想いから生まれた、オーラバブル。

小河原 悟
「父の介護を通じて、他人の歯を磨くことの難しさを痛感しました。」
介護を経験した一人の家族として、そして医師として。口腔ケアの難しさに向き合った経験が、オーラバブルの開発につながりました。
ご本人に合うケアを考える、その一歩に。
オーラバブルに関心をお持ちの方へ。製品や導入をご検討いただくための資料を、無料でご請求いただけます。
ご希望の資料は、請求フォームで選べます。
食べ物・飲み物でむせる方、鼻呼吸ができない方は使用しないでください。うがいができるかどうかだけで、使用できるとは判断できません。自力で操作できない方は、単独で使用しないでください。
ご本人の状態や設置環境に合うか、取扱説明書でご確認ください。
よくある質問
うがいができないと、口腔ケアはできませんか?
うがい以外にも、歯の清掃や粘膜の清拭などの方法があります。その方に合う用品と介助方法を専門職と確認しましょう。
うがいができなければ、歯磨剤はジェルに変えればよいですか?
剤形だけで選ばず、使用目的、使用量、使用後に必要な処理を確認してください。保湿剤を使うだけで清掃も完了するとは限りません。
うがいができない人は、オーラバブルを使えますか?
うがいの可否だけでは判断できません。食べ物・飲み物でむせる方、鼻呼吸ができない方は使用しないでください。そのほかの使用条件も、機種に対応する最新の取扱説明書とご本人の状態を踏まえて確認する必要があります。
まとめ
うがいが難しいときも、状態に合った清掃と保湿を考えることが大切です。無理に水を含ませず、歯・粘膜・乾燥それぞれに必要なケアを確認してください。汚れが残る、痛みがある、飲み込みが気になる場合は、担当の専門職に相談しましょう。
製品について詳しく知りたい方へ
オーラバブルの導入をご検討の方は、ご希望の資料をフォームでお選びください。設置方法などのご相談内容は任意で記入できます。
参考情報
- オーラバブル株式会社「マウスピース型口腔洗浄器 オーラバブル 取扱説明書」第1.0版、3・6〜8ページ(安全上のご注意・組み立て・使いかた・お手入れ・仕様)
- 日本口腔ケア学会:災害時の口腔ケア・歯科治療Q&A(洗口の種類、水分と汚れの回収の考え方を参照。災害時の代用品等を日常ケアへ一律に適用するものではありません)
- 国立精神・神経医療研究センター:神経筋疾患患者の口腔ケア(応用編)(状態に応じた工夫と歯科での指導の考え方を参照)
- 日本オーラルヘルス協会:口のケアとは、具体的に何をすればよいのですか


