高齢者の命を脅かす「誤嚥性肺炎」とは?
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、日本人の死因の上位を占める非常に恐ろしい病気です。
健康な人であれば、食べ物や唾液が誤って気管に入りそうになっても「むせる(咳き込む)」ことで外に押し出すことができます。しかし、高齢になって嚥下(飲み込む)機能や咳をする力が低下すると、細菌を含んだ唾液や食べかすが肺に流れ込み、そこで炎症を起こして肺炎を発症してしまいます。
この誤嚥性肺炎を予防するために最も重要かつ効果的なのが、「口腔ケア」によって口の中の細菌を減らすことです。
本記事では、高齢者に対する安全で正しい口腔ケアの手順と、現場の負担や誤嚥リスクを劇的に減らす最新のケア用具について解説します。
なぜ高齢者は口腔内に細菌が繁殖しやすいのか?
正しいケアを行うためには、高齢者特有のお口の環境を理解しておく必要があります。
- 唾液の減少(ドライマウス)
加齢や薬の副作用により唾液の分泌量が減ると、口の中の汚れが洗い流されにくくなり、細菌が急増します。 - 自浄作用の低下
噛む力や舌を動かす力が弱まることで、食べかすが口の中に残りやすくなります。 - 義歯(入れ歯)の汚れ
手入れが不十分な入れ歯は、細菌(カンジダ菌など)の温床となります。
こうした環境下で増殖した細菌が肺に入るのを防ぐためには、単に「歯を磨く」だけでなく、粘膜の清掃を含めた総合的な口腔ケアが必須です。
誤嚥性肺炎を予防する正しい口腔ケアの手順(4ステップ)
介護現場や在宅で行うべき、誤嚥を防ぐための安全な口腔ケアの基本手順を解説します。
ステップ①:安全な姿勢(ポジショニング)の確保
ケア中に唾液や水が気管に流れ込まないよう、姿勢の調整が最も重要です。
- ベッド上で行う場合
ギャッチアップ(背上げ)を30度〜90度程度にし、顎を軽く引いた姿勢をとります。顎が上がっていると気管が開きやすく、誤嚥しやすくなります。 - 椅子・車椅子の場合
深く腰掛け、足の裏をしっかり床につけ、同じく顎を軽く引いた前傾姿勢を意識します。
ステップ②:口腔内の保湿と汚れの軟化
口の中が乾燥した状態でいきなり歯ブラシを入れると、粘膜を傷つける恐れがあります。まずは保湿ジェルや水で濡らしたスポンジブラシを使い、口の中全体を優しく潤しながら、こびりついた汚れをふやかします。
ステップ③:ブラッシングと粘膜清掃
歯ブラシを使って歯の表面の汚れを落とします。同時に、スポンジブラシや口腔ケア用ウェッティ(ウェットティッシュ)を使って、歯茎、上あご、頬の内側、舌の表面(舌苔)の汚れも優しく拭き取ります。
ステップ④:うがい・拭き取り(※要注意ポイント)
最後に口をゆすぎますが、実はこの「うがい」の時の水が誤嚥の大きな原因になることがあります。
うがいが上手にできない方や、むせやすい方の場合は、無理に水を含ませず、絞ったスポンジブラシやウェットティッシュで汚れを「拭き取る」だけに留めるのが安全です。
従来の口腔ケアに潜む「誤嚥リスク」と現場のジレンマ
上記の手順が基本とはいえ、実際の介護現場では大きなジレンマを抱えています。
- 水分の誤嚥が怖い
汚れをしっかり洗い流したいけれど、水を使うとむせてしまう(誤嚥してしまう)リスクが常に伴う。 - 時間がかかりすぎる
丁寧に行おうとすると1人あたり10〜15分かかり、スタッフの業務を大きく圧迫する。 - 口を開けてくれない
認知症などでケアを拒否される場合、無理に行うと危険が伴う。
「しっかり綺麗にしたい」という思いと、「誤嚥させたくない・時間がない」という現実のギャップに、多くの介護職員が悩んでいます。
【最新技術】誤嚥リスクを抑え、1分で完了する次世代の口腔洗浄器
こうした現場の深刻な悩みを解決するために、医師によって開発されたのが「オーラバブル」という次世代の口腔洗浄器です。
オーラバブルは、従来の「人の手によるブラッシングと水のうがい」の常識を覆す、全く新しいアプローチで誤嚥性肺炎の予防に貢献します。
① 排水圧が高く「溺れない・誤嚥しない」安全設計
オーラバブル最大の特徴は、「口の中に水が溜まりにくい構造」になっていることです。給水よりも排水の圧力が強く設定されているため、洗浄中の水が気管に流れ込むリスクを極限まで抑え、むせやすい高齢者でも安全に使用できます。
② ファインバブルの力で、擦らずに汚れを落とす
利用者は専用のマウスピースを軽く咥えるだけ。微細な泡(ファインバブル)を含んだ水流が口の隅々まで行き渡り、歯ブラシで擦ることなく、わずか1分間で汚れを強力に洗い流します。
③ 施設導入なら「口腔機能向上加算」の対象にも
オーラバブルは、日本で初めてTAISコード(福祉用具情報システムコード)を取得した口腔洗浄器です。
デイサービスなどの通所介護施設で導入した場合、ケアの質と安全性を高めるだけでなく、「口腔機能向上加算」の算定要件を満たす強力なサポートツールとなり、施設の収益アップにも繋がります。
「誤嚥のリスクを減らしたい」「スタッフの口腔ケアの負担をどうにかしたい」とお悩みの施設長様やケアマネージャー様は、ぜひ以下の導入ガイドで詳細をご確認ください。
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まとめ
高齢者の誤嚥性肺炎を防ぐためには、日々の口腔ケアが不可欠です。しかし、従来の手技に頼るケアでは、誤嚥リスクやスタッフの負担といった課題が残ります。
正しいケアの知識を持ちつつ、オーラバブルのような「安全で確実な最新の福祉用具」を上手に活用することが、利用者の命を守り、介護現場を笑顔にする最善の解決策と言えるでしょう。
